小中高生の国語:苦手・嫌いな生徒

国語だけは塾に行っても直接効果を上げにくい。。

これはある意味事実です。その中でどうやっていくのかは塾や先生次第ですが、国語は基本的に解答解説を読むだけになってしまいがちです。

塾で国語を教えるとしても、学校の教科書準拠テキストを使う場合が多いですが、残念ながら漢字の勉強の延長といったものになってしまいがちです。
古文漢文だと英語のように構文熟語と勉強しやすいのですが、読解に関してはテキストの解説ですんなり理解できるんだったらそもそもできています。
先生の立場で国語の解説が難しいのは、「AだからBだよね」と言っても、人によっては「A→B→C」や「A→B2→C2」と論理展開する場合も十分ありえるためです。
うがった見方をすると、問題作成者と《常識》の波長が合ってないと正解になりにくいからです。
常識の許容範囲も小学レベルなら何とかできても、中学レベル以上になると、問題作成者と常識が違ってくる可能性は高くなってきます。

何とも歯切れの悪い説明になってしまいましたが、要は「自分だけの常識だけではなく、他の多くの人の常識や感情の変化に気付く」というステップが必要だと考えています。
そうなれば、自ずと論理展開というか空気が読めるという事で、当たりが出やすくなるのではないかと思います。

一番良いのは小さい時から、本に親しむこと、読み聞かせをして貰うことが一番の近道とも言え、だからこそ中学校以上だと既に人格や常識ができあがってしまっているので、急にできるようにはなりにくいと言えます。
お父さん・お母さんが本が好きだと、子供も自然に本を読むようになりますが、親以外では「国語が好きな先生で、かつ自分と波長が少しでも合う先生」から自分にも理解できる違う解釈の仕方を学ぶほかないかもしれません。

常識的な答えですが、国語が嫌いな生徒に「本を読め」と言ってもやはり極力読まないので、興味のある分野の本の活字を少しでも読ませる所から始めることが大事です。
「論理的に正しい答えを出せる」解説を謳う本も参考にはなりますが、ダイエット本程度の効果なので過大に期待しない事です。
まずは答えが間違っていてもいいので、楽しくいろいろな解釈を楽しむ程度の余裕があった方が伸びると思います。

尚注目してほしいのは、大学受験レベルになると、英語の成績は国語力でかなり決まってくることも事実です。 模試の採点を行っていても、英単語レベルでは何とかわかっていながらも、日本語が全くできていないのでゼロ点という解答がかなり多いです。
英単語や熟語構文を丸暗記しても、ある程度上級れべるになると国語力で差がついてきます。英語をかなり勉強している割に伸びない中上級レベルの生徒がいたら、根本的に勉強法が間違っている可能性もあります。塾や予備校ではあまり指摘してくれない点です。