塾選び相談で必ず説明する「学習塾タイプ」

塾タイプを見極めて入塾する。
AGスクールが独断と偏見、そして長年の経験で分類しました。
時間は有限です。生徒に合う塾を選び、個性を生かした効率的な学習をして欲しいものです。

A 高偏差値・猛勉強集団塾
昔から存在するやる気タイプの塾。先生も体育会系のノリが必須。昔は高校受験で多かったのが、今は中学受験が中心。高額費用は当然。
予習・復習タイプなど塾の個性はあるが、いずれもできる生徒を前提とした、反復と暗記練習が基本。
受験勉強では身につけにくい応用力・国語力がもともとあるのかないのかで大きく差がつくので、天才肌ではない生徒には厳しいため、見極めが必要。
進学時のクラブ活動をどの程度するのか? 勉強疲れが出てしまう中、留学やITプログラミング用の勉強をどこまでできるのか? が悩みどころ。

B 都立中高一貫校対策塾
募集絶対人数の割に希望者が多いため、問題も特殊でニッチであるにも関わらず、需要があるため、塾の宣伝も熱心に行われている。
塾の受験対策にはやはり限界があり、宣伝ほど有用とは思えない(通常の受験対策勉強とほぼ変わらない)のが正直が所。

都立中高一貫校に対する父兄の認識がとても好印象(学費が安く、無駄な高校受験も省け、勉強もでき偏差値が高い授業)な為、過熱しているのは事実。
解きにくい問題を解き、学校の内申点も気にし、特別な受験対策までして、実際に中高一貫校を出ても、大学以降が一流になるかというと別問題のように思える。素直な高偏差値私立進学校の方が、現行の大学受験にはまだ向いているかもしれない。
親として「賢いから、難しいから」という理由で期待しすぎる事なく、高校以降をにらんで、中学の先取り勉強やIT学習をやる戦略もあり、子供の適性を見極めたい。
一方で、2020年の大学入試改革をにらんで、国公立大学入試は都立中高一貫校に近い問題(答えがはっきりしない思考力を問う問題)になってくると予測されている。東大・京大・一橋大学などを狙う場合は従来の詰め込み暗記だけでなく、今後こういった問題対策まで行う必要がある。
そういう両面を考えてかどうかはわからないが、私立受験進学校までは行かせないが、かといって準備が大変すぎるが、公立中学進学じゃ物足りない層が受験する流れ。
いずれにしても、都立中高一貫の受験勉強と、一般的な中学校以降の勉強とも少し違うため、割り切って勉強する事と、万が一落ちた場合にも無駄にならない勉強を心がけたい。

C 普通の個別指導塾
基本的に補習中心で、家庭学習が苦手な生徒向けの塾。集団に近い1対2の個別指導と、家庭教師的な1対1は全く別物。1対多の個別指導は先生の負担も大きく、良い先生は残りにくい傾向がある。
少子高齢化で大学生の先生も減り、良い先生は数割以下の塾も多くなってきている。大手だから質が高いと思い込みやすいが、大手フランチャイズ塾ほど大量採用せざるをえないため質が低くなる。
一にも二にも塾・教室より先生で判断すべき。ただ良い先生に当たるのかどうかが運。生徒受けの良い先生と、高いレベルの授業は別物なので、父兄の判断も難しい所。
中高校ではクラブ活動も忙しくなり、補習目的で振替がきく個別指導塾に通う生徒が一般的だが、塾だけでなく自宅での学習の両方で、計画的に勉強できるかが一番差が出てくる所。

D ビデオ受講塾・オンライン学習塾
個別指導塾での塾講師不足、低価格化の中で、ビデオ受講塾やオンライン学習は増えてきています。
特に高校以上では、大学受験レベルの授業ができる先生は格段に減り、授業料も高いことから、オンライン学習が普及しています。
ただしここまでくると、もはや塾ではなく、良い教材・テキスト選びの延長線のものになります。
良い教材選びにこだわっても、肝心の勉強自体をおろそかにしたり、先生や他の生徒からのフィードバックがない場合はスランプ脱出や、2ランクアップは厳しいはず。
逆説的ですが、できる生徒用の塾タイプであり、補習塾目的で安易に選ばない事も必要です。